導入美容液でスキンケアをもっと効果的に!
ファーストステップにプラスしたい優秀アイテム!

導入美容液でスキンケアをもっと効果的に!ファーストステップにプラスしたい優秀アイテム!

なくても困らない、だけど使うと嬉しい効果がたくさん! 今回はそんな「導入美容液(ブースター)」について。「肌がすぐ乾く」「日中の乾燥が気になる」…そんな肌の潤い力をアップしたい人は注目です! 導入美容液を選ぶ際にチェックしたいおすすめ成分も紹介しますので、使ったことがない人もぜひ試してみてくださいね。

導入美容液とは? どんな効果があるの?

スキンケアの最初に使うことで、肌を柔軟にし、
後に使う化粧水の浸透をよくするアイテム

美容液というと、通常化粧水の後に使うイメージがありますが、導入美容液は「導入」という言葉のとおり、化粧水の前に使うもの。いつものスキンケアにプラスして、洗顔後すぐに取り入れます。
「ブースター」「導入液」「導入化粧品」などとも呼ばれています。


▼ 導入美容液を使う順番
ブースターを使う場合(ブースター>化粧水>美容液>乳液>クリーム)

もともと肌表面の角層は“疎水性”が高く、水をはじく性質があります
一方、通常スキンケアの始めに使う化粧水は、水分補給を目的として水性成分のみでつくられていることが多く、肌に浸透しにくい傾向があります。

対して導入美容液は、水分と油分をなじませる“界面活性作用”のある成分や、油分が少し含まれていることで、肌になじみやすく、肌を柔軟にし、次に使うスキンケアの浸透を高める効果が期待できます


導入美容液あり・なしで比較! 化粧水の浸透力の違い

導入美容液なし

導入美容液なし

導入美容液あり

導入美容液なし

※自社調べ。画像はイメージです

保水力の低下する30代~40代以降におすすめ!

導入美容液はその後のスキンケア効果をより高めたいとき、乾燥が気になるときに使います
また潤いケアは肌質・年齢を問わず大切ですが、特に肌の水分量・皮脂量が減少しエイジング由来の肌悩みを感じやすくなる、30代~40代以降にはぜひ取り入れてもらいたいおすすめのアイテムです。

導入化粧水・プレ化粧水とは?

導入化粧品の中に「導入化粧水」や「プレ化粧水」と呼ばれるアイテムがあります。
一般的には「拭き取り化粧水」を指すことが多いですが、こちらは保湿よりも角質ケアに特化したアイテムです。コットンで毛穴汚れや古い角質を取り除き、ターンオーバーを促進する目的で使用します。
また、スプレー・ミストタイプの化粧水をプレ化粧水として指すこともあります。こちらは主成分が水性成分のため保湿力は物足りない点がデメリットですが、お風呂上がりや洗顔後にシュッとするだけで、とりあえず肌の水分蒸発を防ぐことができる便利アイテムです。

導入美容液の効果的な使い方

洗顔後すぐの「プラスワン」ケアで潤い浸透力アップ!

美容液のつけ方2

洗顔後すぐ、化粧水の前に使います。洗顔後は急速に肌が乾燥するため、スピード保湿が大切!

美容液のつけ方3

適量(通常2~3プッシュ程度)を手にとり、両手のひらで顔全体になじませます。やさしくハンドプレスをすると浸透力がアップします。

美容液のつけ方3

特に乾燥が気になる箇所は重ねづけをしてもOK。

美容液のつけ方3

導入美容液が軽くなじんだと感じたら、あまり時間を置かず次のスキンケアに進みます。完全に浸透するのを待つと肌の乾燥が進むため注意してください。

▲ハレナ オーガニックミルクとハレナ オーガニックローションは2023年1月24日を以て終売となりました。

導入美容液の選び方。取り入れるならコレ!

「ナノ化」「カプセル化」 微細化した浸透型成分に注目!

通常の美容液の場合、「毛穴」「美白」「しわ」「ハリ・弾力」など目的別に訴求成分を配合し、特定の肌悩みを集中ケアするものになっており、医薬部外品が多いのも特徴です。

一方で、導入美容液は「角層に有効成分を浸透させる」「後に使う化粧水の浸透をよくする」という目的のもと、共通して浸透性のよい成分を配合しています。

▼ 導入美容液によく配合される浸透効果にかかわる成分(例)

水添レシチン、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、PPG-24グリセレス-24、エタノール、変性アルコール など
 

上記のような基材に加えて注目したいのが、浸透効果を高める「ナノ化成分」「カプセル化成分」といわれる微細化した浸透型成分です。導入美容液だけでなく、化粧水や乳液にも使われています。
浸透力アップを狙うなら、浸透型成分をぜひチェックしてみてください


化粧水

ナノ化

成分に特別な加工(高い圧力をかけるなど)を加えてナノサイズまで微細化すること。有効成分を微細化することで肌への浸透を高めたり、オイル成分を微細化することで油分を多く含んでもベタつかないサラサラ使用感のローション・乳液状のアイテムがつくれます。
例:ナノ化セラミド、ナノ化ヒアルロン酸 など
乳液

カプセル化

セラミドや油分など水に溶けにくい成分や、ビタミンCなど水に触れると劣化しやすい成分を微細なカプセルに閉じ込めることで、浸透性アップや製剤の安定性向上が期待できます。カプセルは細胞膜の組成に似た構造(リン脂質からなる脂質2分子膜)の“リポソーム”で内包し、マイクロ~ナノ化されているものが多いです。
例:複数の植物エキスのコンプレックス など

ブースターオイルとは? オイルなのに浸透するの?

導入美容液のテクスチャーは化粧水のように商品ごとの差はあまりなく、より肌になじみやすい少しとろみのあるリキッドになっているものが多いです。次に使う化粧水のことも考慮して、しっとりした使用感ながらも、過度なリッチ感やベタつきが少ないテクスチャーに調整されていることが一般的です。

一方で、中にはオイルタイプの導入美容液(ブースターオイル)もあります。オイルといっても、水にまったくなじまないもの(非極性油)から少し水になじむもの(極性油)までさまざまで、オイルタイプの導入美容液にはアルガンオイルやオリーブオイルなどの植物油でつくられているものが多く、植物油は極性油に分類されます。水分ともなじみやすく、次に使う化粧水の浸透効果が期待できます。

どちらがよいとはいいきれないため、肌との相性や好みの使用感で選ぶとよいでしょう。