子どもと使える日焼け止めの正しい選び方&UV対策!

子どものデリケートな肌を紫外線から守るためには、日焼け止めでのケアが欠かせません。子どもの頃から紫外線をたくさん浴びすぎると、皮膚などへ様々な悪影響が起こりやすいことが分かっています。幼少期からの紫外線対策が将来の肌の健康につながります。
この記事では、敏感な子どもの肌でも使える日焼け止めの選び方や使い方のポイントを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
子どもに日焼け止めは必要?塗った方がいい?

大人だけでなく子どもにも、1年を通して日焼け止めを塗ってあげてください。
日焼けはやけどと同じで皮膚に炎症が起きている状態。紫外線をたくさん浴びすぎると、しわ・しみなどの皮膚老化や、将来、皮膚がんの原因となりやすいことが明らかになっています。(※1)
特に、子どもの肌は大人の肌より薄くてデリケート。そのため、紫外線によるダメージを受けやすく注意が必要です。実際、18歳までに浴びる紫外線量は生涯の半分とも言われ、子どもの頃からの紫外線対策が将来の肌老化を防ぐカギとなります。
※1 参考文献:日本小児皮膚科学会 お役立ちQ&A こどもの紫外線対策について
子供の日焼け止めはいつから?

子供の日焼け止めは、生後1ヶ月検診を終えて外出が増える生後2~3ヶ月頃から、必要に応じて使い始めるとよいでしょう。
ただし、アメリカ小児科学会(※2)では生後6ヶ月以降の使用を推奨しており、6ヶ月未満の赤ちゃんには、紫外線の強い10時~14時は避け朝夕の涼しい時間帯に外へ出る、帽子や日よけカバー、うすい長袖を着せるなどで紫外線対策を基本とし、カバーできない手や顔などの最低限の範囲で日焼け止めを使用するのが好ましいです。
生後6か月ごろからは、衣類や帽子で日差しをカバーしつつ、必要に応じて顔や全身の広範囲に日焼け止めを使って対策しましょう。
また、肌トラブルがある場合は、必ず小児科医に相談してから日焼け止めを使用すると安心です。
子ども向けの日焼け止めは大人が使うのはアリ?

子ども用の日焼け止めは、大人も問題なく使うことができます。
子ども用の日焼け止めは肌が薄くてデリケートな子どものために作られているので、敏感肌の大人の方にもおすすめです。
子ども用の中にはお湯で落とせるものもあるため、肌が弱くて低刺激な処方を使いたいという方にも○
子ども用と大人用の日焼け止めの違いは?
子ども用と大人用の日焼け止めに明確な違いはありませんが、子どもの皮膚は大人よりも薄くデリケートなため、子ども用としてやさしさにこだわった低刺激性の日焼け止めが多く発売されています。
すべての製品ではないものの、子ども用の低刺激の日焼け止めは、下記のような特徴が挙げられます。
- 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)
- 肌に負担となる可能性がある成分が含まれていない(例えば、合成香料・合成着色料・アルコール(エタノール)・防腐剤(パラベン)などが無添加)
- 保湿力が高い
- 日焼け止めが落としやすい
- 安全性試験の実施
例えば、子ども用の日焼け止めは、「紫外線吸収剤」を使わないノンケミカル処方のものが多い傾向にあります。
「紫外線吸収剤」は、まれにアレルギー反応を起こす人もいるため、「紫外線散乱剤」のみでできた日焼け止め(ノンケミカル)が、一般的に刺激性が少ないとされています。
また、合成香料や合成着色料など、肌に負担となる可能性がある成分を避けた処方となっていることが多いです。
そのほか、子どもの肌はバリア機能が低いため、保湿力も高く、水分の蒸発を防ぎ、うるおいが続く日焼け止めが多いのも特徴といえます。
日焼け止めを落とす際も肌負担をできるだけ軽減するために、石けんやお湯だけで簡単に落とせたり、使用テストや皮膚刺激試験などを実施して肌への安全性の確認をしている製品が多いのも特徴です。
子ども用日焼け止めの選び方|5つのポイント
紫外線対策が大切なのはわかったところで、次は子供の肌にやさしい日焼け止め選びのポイントについて解説します。
ポイント1.「子ども用」で低刺激処方のものを

「ベビー用」「子ども用」として販売されているもので、肌への刺激となる成分が含まれていない低刺激処方の日焼け止めを選びましょう。具体的には、以下のような表示がある日焼け止めがおすすめです。
- 無香料
- 無着色
- エタノールフリー
- パラベンフリー
また、子どもの肌への負担が気になる場合は、「パッチテスト済み」や「アレルギーテスト済み」などの表示がある日焼け止めをチェックしましょう。この表示があると、肌に対する刺激性が低いことや、アレルギー性を起こさないことを確認した商品ということが分かります。
ただし、すべての方に皮膚トラブルが起きない、アレルギーが起きないということを保証しているわけではないので注意が必要です。成分が気になる場合は、パッケージの全成分表示を確認し、体質に合わせない成分が含まれていないかチェックすると安心です。
肌に優しいイメージのあるオーガニック製品ですが、植物に対するアレルギーを持っていたり、過去に肌トラブルが出たことがある場合は、天然由来成分に反応しやすい可能性があるため、使用前に医師への相談をおすすめします。 また、オーガニックを選ぶ際には、信頼性が高いオーガニック認証基準として知られている「コスモス認証」の表示があるものを選ぶとよいですよ。
ポイント2.ノンケミカル処方(紫外線散乱剤)で保湿成分が入ったものが◎

日焼け止めに含まれる紫外線をカットする成分には、ケミカルと呼ばれる「紫外線吸収剤」とノンケミカルと呼ばれる「紫外線散乱剤」の2種類があります。子どもの日焼け止めは、肌への刺激が少ないノンケミカル処方で保湿成分が含まれたものがおすすめです。
ノンケミカルな日焼け止めを選ぶ際は、以下のような表示があるかチェックしましょう。
- 紫外線吸収剤フリー
- 紫外線吸収剤不使用
- ケミカルフリー
- ノンケミカル処方 など
紫外線吸収剤が入っていないノンケミカル処方の日焼け止めは「酸化チタン」や「酸化亜鉛」といった粉体の日焼け止め成分が含まれていて、粉体の配合量が多く乾燥しやすいものもあるため、保湿成分も配合されているものがベスト。
-
【保湿成分】
- ヒアルロン酸
- セラミド
- シア脂
- ホホバ種子油 など
肌荒れが気になる・予防したい場合は、下記成分が含まれているかチェックしてみてください。
-
【肌荒れ予防】
- グリチルリチン酸2K
- アラントイン
- モモ葉エキス
- アロエベラ葉エキス など
ポイント3.SPF・PAはシーンや用途に合わせて選ぼう

「SPF」と「PA」は、日焼け止めの紫外線防止効果を示す指標です。SPF・PA数値が高いほど、焼けにくい傾向にありますが、その分、肌への負担も高くなります。
例えば、短時間の外出や、公園遊び、お散歩などの日常使いならSPF20~30、PA++前後の日焼け止めで十分です。
日差しの強い場所でのレジャー場合や、水遊びや海水浴などのアウトドアシーンでは、SPF30~50前後、PA+++~++++のものを使うなど、使用シーンによって使い分けるのがおすすめ。
肌への影響を考え、必要な紫外線防御力を備えた日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
ポイント4.使い勝手やテクスチャーも重視

日常使いするなら、子どもの肌に心地よくなじんで、塗った後にべたつかないかも重要。つけ心地のいい日焼け止めを選ぶのに、白浮きするのが気になる方は、白浮きしにくいかどうかもチェックするとよいでしょう。
日焼け止めには大きく分けてミルク・クリーム・ミストタイプなどがありますが、それぞれテクスチャーが異なります。ミルクタイプは伸びがよく全身に使いやすいのでUVのデイリーケアにおすすめ。
ミストやスプレータイプは特に動き回る子どもにもサッと使えてお出かけ先でも重宝します。
ミルクタイプ | ・肌なじみがよく全身に塗り伸ばしやすい
・簡単に落とせる |
---|---|
クリームタイム | ・ミルクタイプよりもしっとりしたテクスチャー
・落ちにくいものもある |
ミスト・スプレータイプ | ・サラっとしたテクスチャーでべたつきにくい
・外出先でも手軽に使える |
ポイント5.シーンや用途に応じた機能性もチェック

日焼け止めは、使用シーンや肌質に合わせて選びましょう。
例えば、プールや海などの水遊びには、水や汗に強いウォータープールがおすすめです。
また、夏は日差しのせいで乾燥しやすくなるため、保湿成分がたっぷり入っている日焼け止めをお出かけ前に塗るのもおすすめ。キャンプやピクニックなどで虫が気になる場合は、アウトドア対策ができる日焼け止めを試してみるとよいでしょう。
あれこれ塗るのが大変という方は、UVに加えて、アウトドア対策ができるものや、保湿ケアも一緒にできるものを選ぶとよいです。
また、日焼け止めはしっかり落とすことも肝心。
クレンジングいらずで、石鹸やお湯で落とせるものがおすすめです。
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子どもの肌を守る!日焼け止めの正しい使い方|4つのポイント
肌への負担が少ない日焼け止めを準備したら、日焼け止めの正しい使い方についてもマスターしていきましょう。正しく日焼け止めを塗ることで、効果的に子どもの肌を紫外線から守ることができます。
ポイント①日焼け止めを塗るタイミングと頻度

日焼け止めは外出前の30分ほど前に塗るのがベスト。汗をかいた後や水遊びをした後などは、2~3時間おきにこまめに塗りなおしてあげると効果的です◎
動き回る子どもにはシュッと吹きかけられるミストやスプレータイプの日焼け止めがおすすめ。
ポイント②たっぷりとムラなく塗る

日焼け止めは、十分な量をムラなく均一に塗ることで効果を発揮します。
顔や体の数か所に日焼け止めクリームを置き、手で円を描くようにムラなく伸ばします。特に衣類から露出する部位は塗り忘れに注意しましょう。うすく塗りすぎると効果が低くなるので、使用量をしっかりと塗ることが大切。
子どもの顔に塗るときは、一度、大人の手に出してから、目の周りは避けて塗ってあげましょう。

ポイント③日焼け止めの落とし方

使用後は推奨されている落とし方で日焼け止めをしっかりと落としましょう。
子どもの肌に日焼け止めが残ったままだと、かぶれや赤くなるなど肌トラブルの原因につながることもあります。
お湯だけで落とせるものなのか、専用のクレンジングがいるのか、買う前にチェックするとよいです。
ポイント④UV対策は保湿も肝心!

紫外線は、日差しで肌の水分が蒸発して乾燥しがちに。
カサカサに乾燥した肌はさらに刺激に弱くなり、肌荒れやかぶれを引き起こしやすくなるため、皮膚のバリア機能を保つためにも、こまめな保湿を意識しましょう。
肌のカサカサが気になる場合は、保湿剤を塗った後に、日焼け止めを重ね塗りするとよいでしょう。日焼け止めを落とした後も、肌が乾燥しやすくなっているため、しっかりと保湿することを忘れずに!
虫除け剤も塗る際は、保湿剤→日焼け止め→虫除け剤の順に使用しましょう。
日焼け止め以外の紫外線対策のキホン3つ

日焼け止め以外にできる紫外線対策についても解説します。子どもの肌を守るためにも、適切な紫外線対策を行うことを習慣にしましょう。
【時間帯】日差しの強い10~14時台の外出は避ける
特に紫外線量が一番強くなる10時~14時の時間帯は、長時間の屋外活動は避け、外出が必要な場合は紫外線対策をしっかりと行いましょう。
暑い日は、日中は避けて朝夕など比較的涼しい時間帯がよいです。
【服装】帽子やウェアなどで肌の露出を防ぐ
つばの広い帽子や、薄手のブランケット、服は薄い七分丈などで肌の露出が少ないもので、紫外線を反射しやすい淡い色か白色の服を着せるとよいです。
【場所】できるだけ日陰を選ぶ
外では、日陰を選んで、日向では屋根の下やパラソルなどの下で遊ばせるようにしましょう。
こんな時どうする?子どもの日焼け止めについてのQ&A

子どもが日焼け止めを嫌がる
子どもの中には、塗った後のべたつきが不快など、さまざまな理由で嫌がって塗らせてくれない場合もあります。べたつきが苦手な場合は、べたつかないタイプのミストタイプや、肌なじみのいいミルクタイプなどがおすすめ。子どもに合った塗りやすい日焼け止めを見つけましょう。
また、光の反射しやすい淡い色や白色の服やUVカット素材の服、帽子などで肌の露出をカバーするのも手です。海や川ではラッシュガードを着せるのもおすすめ。
日焼け止めを塗ったらかぶれた
日焼け止めに含まれている成分が肌に合っていない場合、肌荒れを引き起こしやすいです。
特に、日焼け止めを塗った部分や周辺がピリピリする、赤みがある、かゆみが出た場合は、すぐに現在使用している日焼け止めを落として、使用を中止しましょう。
また、しっかりと日焼け止めを落とし切れていない場合も、肌トラブルを引き起こしやすいため注意が必要です。
紫外線対策は過敏になりすぎず!適度な日光は子どもの成長に必要

子どもの肌は紫外線の影響を受けやすいため、紫外線対策は欠かせません。
しかし、過剰に日光を避けすぎるのも成長の妨げになることもあります。骨の成長に必要なビタミンDは日光を浴びることで体の中で生成されます。不足すると「くる病」になることもあるため、10分程度の軽い散歩では、日焼け止めを塗らずに、日よけ帽子や上着などで日差しを上手にカバーしましょう。
将来の健康な肌を保つためにも、子どものうちから日焼け止めを上手に取り入れて、屋外活動を楽しく快適に過ごしてくださいね。