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【初めてママ・パパも安心】赤ちゃんの保湿対策ガイド!保湿剤の選び方や使い方

【初めてママ・パパも安心】赤ちゃんの保湿対策ガイド!保湿剤の選び方や使い方

赤ちゃんはプルプルもちもち肌と思われがちですが、 実は大人以上に乾燥しやすく毎日の保湿ケアが欠かせません
しかし、「いつから・どのように保湿するべき?そもそも赤ちゃんに保湿って必要なの?」などママ・パパにとってはギモンも多いはず。
今回は、知っておきたい 赤ちゃんの肌特徴から、保湿剤の種類や選び方、塗り方 を分かりやすく解説。正しい保湿ケアで肌トラブルを防いで、もちもち肌を守りましょう!

赤ちゃんの保湿はいつから必要?

赤ちゃんの保湿はいつから必要?

赤ちゃんは生まれてすぐから保湿が必要!

「赤ちゃんに保湿はしないほうがいい」と聞いたことがあるママ・パパもいるかもしれませんが、 特に0~3か月までは乳児湿疹やおむつかぶれなど肌トラブルが起こりがち

国立成育医療研究センターで行った研究では、新生児期から保湿剤を塗ることでアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割低下したとの報告もあります。(※)

また、赤ちゃんの保湿はいつまでという決まりはなく大人になっても必要。特に、肌の土台が作られる3歳頃までは毎日の保湿を習慣にしましょう。

※参考文献: 世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見|国立研究開発法人 国立成育医療研究センター

赤ちゃんの3つの肌特徴を知ろう

赤ちゃんの肌は大人に比べてとってもデリケート。大人ではなんともないことが赤ちゃんの肌にとっては刺激になることも。まずは、赤ちゃんの肌の特徴を押さえましょう。

特徴1. 赤ちゃんは皮膚が薄く、バリア機能も未熟

赤ちゃんは皮膚が薄く、バリア機能も未熟

赤ちゃんの肌は、 大人よりも薄く、肌の健康を守るバリア機能も未熟 です。
そのため、乾燥だけでなく、細菌、紫外線、摩擦などさまざまな外的刺激を受けやすく、 肌トラブルが起きやすいのが特徴 といえます。

そのうえ、赤ちゃんは一年中「汗っかき」の状態。
汗を放置しておくと、あせもなどの肌トラブルにもつながるため、 汗をかいた後は濡れタオルで拭くか、洗い流して保湿する必要があります

特徴2. 生まれてすぐは皮脂分泌が盛んでべたつきやすい

生まれてすぐは皮脂分泌が盛んでべたつきやすい

生まれてすぐ~生後3か月頃までは、ママのホルモンの影響で、 一時的に皮脂分泌が盛んな状態
特に頭や顔が皮脂でベタつきやすくなり、 新生児ニキビや、乳児脂漏性湿疹などの肌トラブル になりやすいです。

皮脂分泌は盛んでも、赤ちゃんは大人と比べて 肌の水分量が少なく乾燥しやすいため、この時期もしっかりと保湿をしましょう

特徴3. 生後3か月頃を過ぎると一気にカサカサ肌に

生後3か月頃を過ぎると、 急に皮脂量が減り、赤ちゃんの肌は全身カサカサしやすくなってきます 。生まれてすぐはもちろん、生後3か月以降も保湿ケアが大切です。

赤ちゃんの肌の3つの乾燥サイン!

こんな赤ちゃんの肌は乾燥のサイン!

日ごろから肌の状態をチェックしておくことで、肌トラブル予防につながります。以下の乾燥肌サインを見逃さずに!

  • 肌がカサカサ・ざらざら・ブツブツしている
  • 肌が赤くなっている
  • かゆがっている

保湿しているのにカサカサする場合は、保湿剤が合っていなかったり、塗る量が足りていないケースもあるため、その際は保湿剤や塗り方を見直してみましょう

赤ちゃんのほっぺが赤い場合は、肌の乾燥が進んで炎症を起こしているケースも

また、赤ちゃんの肌は未熟で弱いため、赤い模様やブツブツしたものがよく現れます。これらは乳児湿疹と呼ばれ、体の広範囲に出ることも。
自然に治るケースも多いですが、 湿疹の症状が長引く、かゆみ・赤みが出ている場合はアトピー性皮膚炎の可能性もあるため、小児科や皮膚科を受診しましょう

赤ちゃんにおすすめの保湿剤の種類&使い方

赤ちゃんの保湿剤には、ローションやクリーム、オイルなどさまざまな種類があります。それぞれ、テクスチャーや保湿力が変わってくるため、お子さんの肌に適したアイテム選びが大切!

【ベビーローション】毎日の保湿ケアにピッタリ◎

【ベビーローション】毎日の保湿ケアにピッタリ◎

ベビーローションは、 水分が多い保湿剤で肌にうるおいを与えてくれます
サラっと伸びがよく全身に塗りやすいため、毎日の保湿や夏場の保湿にも最適

ただし、冬場や乾燥しやすい部位には、ベビーローションだけでは保湿が物足りない場合もあるため、肌の状態に合わせて クリームやワセリンを合わせ使いするのがおすすめです

▼おすすめの使い方

  • 毎日の全身保湿ケア
  • 夏場の保湿ケア
  • 頭皮の保湿ケア

【ベビークリーム】おむつかぶれ・よだれかぶれ対策に!

【ベビークリーム】おむつかぶれ・よだれかぶれ対策に!

ベビークリームは、 ローションよりも油分が多く、こってりとした使用感の保湿剤

保湿力が高く、肌を刺激や乾燥から守ってくれるため、 冬場のケアはもちろん、カサカサしやすいほっぺや肘・膝のほか、おむつかぶれやよだれかぶれ対策 にも活用できます。

乾燥が気になる部位には、ローションの後にクリームの合わせ使いが◎

▼おすすめの使い方

  • 乾燥部分のケア
  • 冬場の保湿ケア

【ベビーオイル】ベビーマッサージや耳・鼻掃除のケアに

【ベビーオイル】ベビーマッサージや耳・鼻掃除のケアに

ベビーオイルは、クリームと同様、肌を保護するためのアイテム

ベビーマッサージはもちろん、ベビー綿棒にオイルを染み込ませて、 脂漏性湿疹のかさぶたのケアや、鼻・耳の汚れ落とし、綿棒浣腸にも活用できます。

乾燥が気になる箇所には、ローションの後に、オイルで水分が逃げないようフタをすると効果的。

▼おすすめの使い方

  • ベビーマッサージ
  • 耳・鼻・おへそのお掃除
  • 脂漏性湿疹のケア
  • 綿棒浣腸

【白色ワセリン】部分ケアや肌荒れ対策に

【白色ワセリン】部分ケアや肌荒れ対策に

白色ワセリンは、肌を保護して外的刺激から肌を守ってくれるアイテム。
べたきがあるため全身ケアには向きませんが、 お口・おしりまわりの部分ケアや、湿疹・摩擦による肌荒れ対策にもおすすめ

ワセリンにはうるおいを与える働きはないため、先にローションでうるおいを与えてからワセリンを重ね塗りしてフタをするイメージで使うとよいでしょう。

ただし、ワセリンは肌荒れの防止にはなりますが、 あせもなど皮膚炎ができてしまっている場合は、塗っていてもよくならないことがあります。その場合は、早めに皮膚科の受診をしましょう

▼おすすめの使い方

  • お口まわり・おしりまわりなどの部分ケア
  • 冬場の乾燥ケア
  • 脂漏性湿疹のケア

【スプレー】バタバタしがちな入浴後や入浴中に◎

【スプレー】バタバタしがちな入浴後や入浴中に◎

スプレータイプの保湿剤は、クリームやオイルに比べると保湿力は下がりますが、 動き回る子どもや、入浴後や入浴中で濡れた肌にサッと使用できたりと、手軽に使えるのがメリット ◎忙しいママ・パパにも使いやすいですね。

どう選ぶ?赤ちゃんの保湿剤の選び方ポイント4つ

市販でさまざまな保湿剤が販売されているので、どれを選ぼうか迷う…という方も多いはず。ここでは保湿剤を選ぶ際のポイントを4つご紹介します。

ポイント1. 「赤ちゃん専用」の無添加・低刺激な処方を選ぶ

「赤ちゃん専用」の無添加・低刺激な処方を選ぶ

赤ちゃんの肌は薄く敏感なため、 できるだけ肌を刺激しないことが第一

エタノール、パラベン、着色料、香料、石油界面活性剤などが入っていない、低刺激なベビー専用の保湿剤を選ぶようにしましょう。

また、オーガニックは、植物の成分に対するアレルギーを持っていたり、過去に肌トラブルが出たことがあるといった場合だと、 天然由来成分に反応しやすい可能性もあるため、使用前にかかりつけ医に相談することをおすすめします

オーガニックの保湿剤を選ぶ際のポイント

認証機関が定めた基準をクリアした商品かどうかが選ぶ際の安心材料に!
中でも 「コスモス認証」は、信頼性が高いオーガニック認証基準として知られています
そのほか、アレルギーテストを実施しているものや、香料は肌刺激につながる場合もあるため、香料入りの保湿剤は香りが強すぎないかもチェックしてみて。

初めて保湿剤を使用する際は、少量を赤ちゃんの腕や脚などに塗ってパッチテストすると安心です。

ポイント2. 保湿成分をチェック

保湿成分をチェック

保湿は、 うるおいを与えるだけでなく、キープしておくことが肝心

以下の保湿成分が含まれているか、チェックしてみてください。

うるおいを与える セラミド、ヒアルロン酸Na、アミノ酸など
うるおいをキープする シアバター、ホホバ油、スクワランなど

ポイント3. 季節や月齢・肌の状態によって使い分ける

季節や月齢・肌の状態によって使い分ける

保湿剤は、 季節や月齢・肌の状態に合わせて使い分けるのがベスト

肌が脂っぽくべたべたしている場合は、水分を補う ローションタイプ 、乾燥している場合は、 ローションに加えて油分を補うベビークリームやワセリンを合わせ使いするなどで調整してみてください

あせものできやすい夏場は水分の多い ローションタイプ 、乾燥する冬場はローションよりもしっとりした クリームや軟膏タイプ を使うなど、季節によって使い分けると◎

どんな保湿剤を使えばいいか分からない、不安といった場合は、かかりつけ医と相談して決めるとよいでしょう。

ポイント4. 使い勝手の良さも大切

使い勝手の良さも大切

保湿剤は、保湿力はあるけど、べたつかない使い心地の良いものがベター
ベタベタが続くと、服を着せた際に赤ちゃんも不快に感じて不機嫌になることも。

毎日の保湿にはサラっと塗り伸ばししやすいローションがおすすめです。

継続がカギ!正しい保湿のやり方ポイント5つ

赤ちゃんに合う保湿剤選びはもちろん、正しい保湿ケアで毎日継続することがカギ!
頻度やタイミングも押さえて、肌トラブルを未然に防ぎましょう。

ポイント1. 肌がテカるくらいたっぷり保湿

肌がテカるくらいたっぷり保湿

保湿は、 肌がテカテカするくらいたっぷり塗っていきます
体の各パーツ500円玉サイズくらいを目安にするとよいですが、塗った後に 「ティッシュが体に張り付くくらいの量」 と覚えておくとよいでしょう◎

ポイント2. 頭からつま先まで全身保湿すべし!

体を洗って汚れをしっかり落とした後は、 頭からつま先まで全身に塗っていきます 。赤ちゃんの肌の状態もチェックしながら塗っていくとよいですよ。

体

保湿剤を手に取ったら、赤ちゃんの肌にのせて円を描くように体全体に塗り広げます。
塗る際は肌に刷り込む必要はなく、 置くようにして塗っていくのがコツ

忘れがちな首のシワ、手足の指の間や、 よだれかぶれしやすい口まわり・おむつかぶれしやすいおしりまわり も念入りに保湿しましょう。

顔・頭皮

顔・頭皮

頭皮は、髪をかき分けて 地肌にローションを塗っていきます

顔は、 おでこ・右頬・左頬・あごなど数か所に分けて置いてから、顔全体に広げるように塗りましょう 。乾燥しやすいほっぺや耳まわりも忘れずに。

ポイント3. 冬は保湿&保護のWケアで対策

冬は保湿&保護のWケアで対策

夏場は肌トラブル知らずでも、冬場は赤ちゃんの肌がカサカサなんてことも。
冬場は、ローションだけでなく、より保湿力の高い クリームやオイル、ワセリンなどプラスして保護してあげると安心です

ポイント4. あせも予防にも保湿が肝心!

あせも予防にも保湿が肝心!

赤ちゃんのあせも予防にも保湿ケアは欠かせません

特に、 首まわりや、ひじ・ひざの裏、背中側 はあせもができやすいため、汗をかいたら、こまめに水分をふき取り清潔にしたうえで、たっぷりと保湿しましょう。

べたべたする夏は軟膏タイプの保湿剤は向かないため、 ベビークリームやローションでの保湿がおすすめです

ポイント5. 保湿だけじゃない!赤ちゃんの肌は紫外線対策も大切

保湿だけじゃない!赤ちゃんの肌は紫外線対策も大切

赤ちゃんの肌は、バリア機能が弱く紫外線によるダメージを受けやすいため、 保湿だけでなく紫外線対策も欠かせません
日焼け止めや虫よけスプレーを使う際はベビー専用のもので、 「保湿剤→日焼け止め→虫よけスプレー」の順番で塗っていきましょう

赤ちゃんに保湿は1日何回?タイミングは?

赤ちゃんに保湿は1日何回?タイミングは?

赤ちゃんの保湿は1日1回よりも、朝晩1日2回のほうが効果的!
以下の保湿のタイミングを参考にこまめな保湿を心掛けましょう。

入浴後すぐ

保湿は、 お風呂上りの5分以内がベスト!
入浴後は皮膚が水分を吸収しているため、保湿して水分が逃げないようにフタをしましょう。入浴後、やさしくたたいて水分を拭きとってから、保湿剤を塗るのがポイント。

朝の着替え

朝の着替え際にも全身をローションやクリームで保湿をすると効果的です
また、お出かけの前後でも保湿剤を塗ってあげると◎

おむつ替え

おむつ替えの際には、汚れを丁寧に洗い流した後、タオルでやさしくふきとってお尻をよく乾燥させてから、 油分の多いクリームやワセリンなどの保湿剤で肌を保護しましょう

授乳や食前・食後

食事の前にワセリンなどで保湿をしておくと、食べこぼしによる肌荒れ予防にも
食後の食べこぼしで汚れていたり、よだれが出ていたりする場合は、濡らしたタオルで拭きとり、 ワセリンなどの保湿剤でケアしましょう

かゆみや湿疹が出ている場合は受診を

かゆみや湿疹が出ている場合は受診を

湿疹が出ている箇所に、保湿剤を塗るとかえって症状が悪化するケースもあるため、肌に塗るのは避けて病院への受診をおすすめします
また、かゆみが伴う湿疹の場合は、アトピー性皮膚炎の場合もあるため病院で適切な治療を受けましょう。

毎日の保湿習慣で、肌トラブル知らずの健康な素肌へ

毎日の保湿習慣で、肌トラブル知らずの健康な素肌へ

赤ちゃんの肌はバリア機能が弱く、肌トラブルが起きやすい状態。
赤ちゃんの頃からしっかり保湿し、肌のバリア機能を守ってあげることで、 肌本来の力を高め肌トラブルの起きにくい健康な肌を育むことができます
また保湿は親子の絆を深めるスキンシップにもなるため、日々のスキンケアを楽しみながら習慣にできるよいですね。

「赤ちゃんの肌荒れ」知っておきたい予防と対処法まるわかり!
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