【完全攻略】くせ毛シャンプーの選び方!うねり・広がりにおすすめのケア
髪のうねりやパサつき、広がりなど尽きないくせ毛の悩み。
さらに、梅雨の時期はスタイリングが大変……と厄介に感じる人も多いはず。
扱いやすくまとまりのある髪に近づけるには、自分のくせ毛に合ったシャンプー選びやヘアケアが肝心!
正しいくせ毛シャンプーの選び方やケア方法のキホンを抑えて、まとまるサラ髪を目指しませんか?
くせ毛シャンプーとは?効果について
くせ毛シャンプーとは、その名の通りくせ毛をケアしてくれるシャンプーのこと。
残念ながら、くせ毛を根本的に治すことはできませんが、くせ毛のうねりケアに特化し、くせ毛を扱いやすくしてくれます。
毎朝、くせ毛を伸ばしたり広がりを抑えるのに時間がかかるなんて人も、一度試してみるとよいでしょう◎。
くせ毛はシャンプー+トリートメントやヘアオイルでのケアが効果的!
くせ毛は、シャンプーだけのケアでは不十分。
必ず、トリートメントやヘアオイルも併用することをおすすめします。
トリートメントやヘアオイルも一緒に使うことで、うるおいを与えながらダメージ補修できるので、しっとりとまとまりやすい髪に導くことができますよ。
- くせ毛ケアには、水分や油分を補ってくれるコラーゲン、セラミドなどの成分や、アルガンオイルなどの天然オイルが含まれているものがおすすめ。また、ハリコシUPを期待するなら、ヘマチンやエルカラクトン などの成分をチェックしてみて。
さらに、しっとりタイプで重めな仕上がりになるトリートメントは、広がりやごわつきを軽減し、扱いやすくスタイリングしやすい髪に近づけてくれますよ。
知ってた?くせ毛の種類と原因
くせ毛は、生まれつきの先天的なくせ毛と、後天的なくせ毛の大きく2つのタイプに分けられます。くせ毛の種類によって、原因や最適なケアも変わってくるため、まずは自分のくせ毛タイプをチェックしてみて。
くせ毛タイプ1. 遺伝の影響による先天的なくせ毛
小さい頃から髪がクルクルなどの生まれつきのくせ毛の方は、ほとんどの場合、遺伝の影響が大きいとされています。
また、もともと毛根の形が曲がっているなどが原因で、根本的に直毛に直すことは難しいとされています。
生まれつきのくせ毛におすすめの対策
先天的なくせ毛の対処法としては、ストレートパーマや縮毛強制などの施術で髪質を変化させ、髪を扱いやすくするのが一般的。ただし、ストレートパーマや縮毛強制は、髪や頭皮へのダメージも与えてしまうため、正しいヘアケアを続けることが大切です。
ホームケアの場合は、通常のシャンプーだとケアが難しいため、くせ毛向けのシャンプーでうねりや広がりをケアしてくれるものを試してみるとよいでしょう◎
そのほか、美容師さんが選んだシャンプーを使ってみるのも一つの手です。
くせ毛タイプ2. ヘアケアや生活習慣の影響による後天的なくせ毛
後天的くせ毛の原因は、ヘアケアや生活習慣の乱れ、加齢によるものなどさまざま。
日頃のヘアケアや生活習慣など、くせ毛の要因を取り除くことで、まっすぐな髪へ改善できる可能性もあります。
後天的なくせ毛原因① 誤ったヘアケア
頭皮ケアを怠った結果、頭皮の汚れが毛穴に詰まることで毛穴の形が歪んでしまったり、反対に洗髪のしすぎで必要な皮脂まで落としてしまい、かえって皮脂分泌が増え、毛穴が詰まってしまうこともあるともされています。
後天的なくせ毛原因② ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足や栄養の偏り、不規則な生活などの、ホルモンバランスの乱れは、血行不良を引き起こす原因になります。頭皮の血流が悪くなると、髪が細くなり、くせが出やすくなるケースも。
後天的なくせ毛原因③ ダメージ
また、カラーリングやパーマの繰り返しでダメージが蓄積し、タンパク質が出ていくと、髪が空洞化し水分を失いうねりが出てしまいます。
後天的なくせ毛原因④ 加齢
加齢にともなって髪のヨレが生じ、くせ毛になることがあります。
健康的な髪は、水分をたっぷりと含んでいるため、その重さで下にまっすぐ伸びていきます。一方、加齢に伴い、髪内部の水分が失われ重さが足りなくなると、髪がうねったりくせ毛になってしまうのです。
後天的なくせ毛におすすめの対策
後天的なくせ毛は生活習慣やケア次第で改善する可能性もあります。 まずは、正しいヘアケアや、規則正しい生活習慣を心掛けましょう。ヘアケアは自分に合うシャンプーで、正しく頭皮の汚れを落とすことが大切です。
> くせ毛をケアする正しい洗い方はこちらくせ毛に効果的なシャンプーの選び方5選
自分に合っていないシャンプーだと、かえってクセを強くしまうケースも。
扱いやすい髪に近づけるためにも、くせ毛シャンプー選びのポイントを抑えて、自分にピッタリなシャンプーを見つけてください◎
選び方1. くせ毛にはマイルドな洗浄成分でいたわりケア◎
くせ毛には、アミノ酸系やベタイン系、タンパク系のやさしい洗浄力のシャンプーがベスト。
アミノ酸系やベタイン系、タンパク系のシャンプーは、洗浄力がマイルドなため、頭皮のうるおいを残しながらも、余分な頭皮の汚れや皮脂をしっかりと洗い落としてくれます。
また、刺激が少ないため、絡まりやすいくせ毛のダメージの軽減につながるほか、頭皮環境も整いくせ毛の原因となる毛穴の詰まりやたるみの予防にもつながります◎
一方、強すぎる洗浄力は、頭皮の必要な皮脂まで落としてしまい、それを補うために過剰に皮脂を分泌し、毛穴が詰まってしまう恐れがあるため注意が必要です。
洗浄力 | 主な成分 | |
アミノ酸系 | 弱~中程度 | 「〇〇グルタミン酸、アラニン、グリシン」など。
ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグリシンK など |
タンパク系 | 弱~中程度 | 「〇〇加水分解ケラチン、〇〇加水分解コラーゲン」など。
ココイル加水分解ケラチンK、ココイル加水分解コラーゲンK、ラウロイル加水分解シルクNaなど |
ベタイン系 | やや弱い | 「〇〇ベタイン」など。
コカミドプロピルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ココアンホ酢酸Naなど |
高級アルコール系 | 中~強程度 | 「〇〇硫酸」など。
ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸TEA など |
石けん系 | 強 | 「石けん用素地、石けん素地、純石けん、脂肪酸ナトリウム」など。
石ケン素地、ステアリン酸Na、パルチミン酸Kなど |
選び方2. くせ毛シャンプーは頭皮ケア成分にも注目
洗浄成分だけでなく、頭皮をケアしてくれる成分が配合されているかも重要。
髪のうねりや広がりを抑えてまとまりやすくするには、うるおい補給やダメージを補修してくれる補修成分が欠かせません。
また、植物オイルは、保湿力が高く、髪の広がりを抑えたいという方にもおすすめです。
選び債は、特定の成分に注目するのではなく、以下のような髪の保湿や補修できる成分がバランスよく配合されているかにも注目してみるとよいでしょう。
保湿成分 | ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸、セラミドなど |
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毛髪補修成分 | 加水分解ケラチン(羊毛)、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、加水分解コンキオリンなど |
オイル | ツバキ種子油、アルガニアスピノサ核油、バオバブ種子油、ヒマワリ種子油など |
選び方3. くせ毛シャンプーはシリコンorノンシリコンどっちがよい?
シリコンの有無は、自分に合ったものや好みで選ぶとよいでしょう。
ドライヤーやヘアアイロン、縮毛矯正による乾燥やダメージが気になる方は、シリコン入りシャンプーがおすすめ。
シリコンは、髪をコーディングし、髪のおさまりをよくしてくれるほか、絡まりや摩擦から髪を守ってくれ、指通り滑らかな髪に導いてくれます。
一方、ノンシリコンシャンプーは、髪が細くて柔らかい猫っ毛の人や、サラっとした軽い仕上がりを好む方に向いています。また、髪や頭皮を健やかな状態に保ちたいという方にもおすすめ。
シリコンシャンプーを選ぶ際は、シャンプーボトル裏面で、以下のような成分が配合されているかチェックしてみるとよいでしょう。
- ジメチコン、シロキサン、シリル、アモジメチコンなど
選び方4. 加齢によるくせ毛にはハリ・コシUPが期待きるシャンプー
40代、50代と年齢を重ねるにつれて、髪のうねりやチリチリが気になるようになった……という方は、エイジングケア※をうたったシャンプーや、ハリコシUPが期待できるボリュームアップシャンプーを試してみるとよいです。
以下のようなハリコシ成分は、髪を根元からふんわりと立ち上げ、自然にボリュームアップが期待できます。
ハリ・コシ成分 | γ-ドコサラクトン、パンテノール、ポリ-ε-リシン、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解コンキオリンなど |
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選び方5.くせ毛対策には市販orサロンシャンプー?
サロン専売シャンプーは、やさしい洗浄成分で効果の高いヘアケア成分が含まれているぶん、商品も高価なものが多いのが特徴といえます。また、美容師のアドバイスのもと、その人の髪質や悩みに合ったものを選んでくれるというメリットも。
一方、市販シャンプーは泡立ちがよく、安価で洗浄力も強めなものが多いのが特徴。
髪にこだわりたいという人はサロン専売シャンプー、安価でコスパを重視しながらケアしたいという方は市販シャンプーが向いています。
くせシャンプーは口コミで選んでもOK?
口コミは、シャンプー選びの際の情報収集に有効といえます。
ただし、人それぞれくせ毛のタイプや悩みは異なるため、自分に合うかどうかは、実際に試してみてから判断するのがよいでしょう。また、美容師に直接相談してみるのもおすすめです。
くせ毛をケアする正しい洗い方
毛穴に詰まった汚れをきちんと落としきれていないと、毛穴が詰まり毛穴が歪むことで、髪がうねる原因に。
だからこそ、正しい洗い方のキホンを抑えて、頭皮の汚れをきちん取り除くことが大切です。
ポイント1
ブラッシングでホコリや汚れを浮かせる
入浴前に、ブラシで髪の絡まりをほぐしておきましょう。
髪に付着したホコリや毛穴の汚れを浮かして、洗いやすくなるほか、頭皮に刺激を与えることで血行促進にもつながります。
ポイント2
シャンプー前は念入りに湯洗い
まずは、ぬるま湯だけで、頭皮と髪を1分間程度洗いします。
湯洗いだけでも、頭皮の汚れの大部分を落とすことができ、シャンプーの泡立ちUPもできますよ。
特に、くせ毛で水をはじきやすい髪質の方は、念入りにぬるま湯で洗いましょう。
ポイント3
シャンプー剤はよく泡立てる
シャンプー剤を直接頭に付けるのはNG。
直接つけると、頭皮への刺激となってしまうほか、ゴシゴシと泡立てることにより摩擦ダメージも与えてしまうことに。
シャンプーは、手のひらでしっかりと泡立ててから頭皮につけるがキホンです!
ポイント4
指の腹で揉みこむように洗う
洗う際は、指の腹を使ってやさしく洗うのが鉄則。ゴシゴシと爪を立てずに、頭皮を揉みこむように洗い、頭皮の汚れをしっかりと洗い落としましょう。
また、すすぎ残しがあると毛穴が詰まる原因にもなるため、しっかりと洗い流しましょう。
くせ毛をケアする正しいドライヤーの乾かし方
湿度が高くなるとクセが出やすいので、>ャンプー後は水分を含んだ状態で長く置かないことが鉄則!
乾かし方次第で、髪のパサつきやく広がりおさえ、まとまりやすく扱いやすい髪に近づけることができますよ◎
ポイント1
お風呂あがり後すぐにタオルドライ
お風呂上りは、タオルドライで水気をふき取りましょう。
濡れた髪は摩擦に弱いので、ゴシゴシ乾かさず、指の腹でやさしく抑えるように水気をとるのがポイント。
\ +αテク!湿気や汗で広がる髪に /
ヘアドライ後の濡れた状態の髪に、熱から髪を守るヘアオイルをなじませるとよいです。
ヘアオイルは、うるおいを与えてくれるだけでなく、ドライヤーの熱ダメージから髪を守り、指通りなめらかな仕上がりにしてくれます◎
また、疎水性のシリコンなどを含んだ スプレーやムースもおすすめです。
ポイント2
ドライヤーで根本から手ぐしで乾かす
タオルドライ後は、ドライヤーで手ぐしを通しながら、髪の根元から乾かして。手ぐしを通すだけでもくせ毛を目立ちにくくできます。
乾かす際は、指で軽く髪を引っ張りながら温風をあてると、髪を自然に伸ばすことができます。また、髪の根本に水分が残ってると、中間〜毛先を乾かしてブローをしても、クセが戻りやすいため、根元からしっかりと乾かしましょう。
ポイント3
仕上げはブロー&冷風をあてる!
ある程度乾いたら、冷風に切り替え、ブラッシングして髪を伸ばします。
冷風で髪表面のキューティクルが引き締まり、健やかな髪をキープできますよ。
【番外編:シャンプー以外のくせ毛ケア】梅雨時期の髪の広がりやうねりの対処法
くせ毛は、空気中にある水分を吸ってうねりが出やすくなるため、毛髪の表面を水となじみにくい疎水性にすることで、髪を広がりにくくすることが可能です。
そのため、梅雨時期のケア対策には、毛髪の表面を疎水性にしてくれるカチオン界面活性剤を含んだムースや、シリコンなどの疎水性のオイルを含んだヘアオイル、ヘアスプレーなどのヘアケア剤を使うのがおすすめです。
自分に合ったくせ毛シャンプーでまとまるサラ髪へ!
扱いにくい厄介なくせ毛も、シャンプー選びや、日頃のちょっとしたヘアケアの工夫で、髪の広がりやうねりを抑え、まとまりのある髪に近づけることが可能です。
今回、紹介した選び方やヘアケア方法を参考に、自分に合ったくせ毛の付き合い方が見つかるとよいですね。