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妊娠線ができやすい人の特徴とは?3つのケア方法と妊娠初期からできる予防法まで解説

妊娠線ができやすい人の特徴とは?3つのケア方法と妊娠初期からできる予防法まで解説

妊娠中期〜後期に出現する妊娠線をできるだけケアしたい、目立たなくしたいと思っていても、いつから何をすればよいのかわからず悩んでいませんか。

妊娠線は急激な体型の変化によって肌が強く引き伸ばされてできるため、一度できてしまうと跡として残ってしまうことがほとんどです。

しかし、妊娠初期から正しいケアを習慣にすることで、できにくい肌環境を整えることができます。

皮膚科医、原みずき医師監修のもと、妊娠線ができる仕組みやできやすい人の特徴、妊娠初期から取り入れられる正しいケア方法まで紹介します。

ぜひ参考にしてください。

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妊娠線とは?

妊娠線とは?

妊娠線とは、赤ちゃんの成長に伴いお腹が大きくなる際、皮膚の一部である真皮(しんぴ)が急激な体型の変化によって肌が強く引き伸ばされてできる線のことです。

肌の表面ではなく内側で起きている変化なので、妊娠線ができはじめる頃に「お腹がピリピリする」「かゆい」と感じる方もいます。

これは肌が伸びようとしているサインです。

でき始めは赤紫色やピンク色をしており、時間の経過とともに黒ずんだ色へと変わっていきますが、産後は徐々に白くなり目立ちにくくなる場合が多いです。

妊娠線ができる理由

妊娠線ができる理由

妊娠線は、肌の表面が荒れているのではなく、皮膚の内側で起きている変化が原因です。お腹が大きくなるスピードに肌がついていけず、強く引き伸ばされることで跡が残ります。

妊娠線ができる理由を押さえておきましょう。

  • 急にお腹が大きくなり皮膚に負担がかかるから
  • 妊娠によりホルモンバランスに変化が起こるから

急にお腹が大きくなり皮膚に負担がかかるから

皮膚は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層でできています。

普段目に見えている部分は一番外側の表皮で、伸縮性が高くよく伸びます。

問題は、その下にある真皮です。真皮は表皮ほど柔軟性が高くないため、お腹が大きくなるスピードについていけなくなると、ひび割れるように裂けてしまいます。

さらにその下の皮下組織に脂肪がついて膨張すると、真皮への負担はより大きくなります。

つまり妊娠線とは、急激な体型の変化によって肌が強く引き伸ばされることで現れる線のような跡です。

表面をなめらかに保つだけでなく、しっかり保湿して肌の柔軟性を高めておくことがポイントです。

妊娠によりホルモンバランスに変化が起こるから

妊娠線ができやすくなる原因は、お腹が大きくなることだけではありません。妊娠中のホルモンバランスの変化も影響します。

妊娠すると副腎皮質ホルモンの分泌が増えます。

このホルモンの影響で、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)のペースが落ちたり、真皮に柔軟性を与えるコラーゲンが作られにくくなります。

その結果、肌の弾力が失われ、負担がかかりやすい状態になってしまうのです。

さらに妊娠中は、妊娠前と比べて肌が敏感になったり、乾燥しやすくなったりする傾向があります。

ホルモンバランスの変化によって、肌のバリア機能が乱れやすいため、保湿ケアで肌の柔軟性をサポートしてあげることが大切です。

妊娠線は胸・おしり・二の腕などにもできやすい

妊娠線は胸・おしり・二の腕などにもできやすい

妊娠線はお腹だけにできるものと思われがちですが、実は脂肪がつきやすい場所であれば全身どこにでも現れる可能性があります

特に注意したいのが胸と脇の下です。

妊娠すると授乳に向けて胸が急激にサイズアップするため、皮膚が強く引っ張られて妊娠線ができやすくなります。

妊娠線ができやすい主な部位は、以下の通りです

  • 脇の下
  • おしり
  • 太もも
  • 二の腕
  • 膝裏

妊娠線は痛みやかゆみを伴わないこともあり、背中や膝裏など見えにくい場所にできていても気づきにくいでしょう。

そのため、お腹だけでなく全身をケアする習慣が大切です。

鏡をうまく活用しながら、お風呂上がりに全身をしっかり保湿するようにしましょう。

妊娠線ではなく正中線の可能性もある

妊娠線ではなく正中線の可能性もある

お腹に現れる線がすべて妊娠線とは限りません。

妊娠中におへその下から恥骨にかけて、縦にまっすぐ伸びる線が現れることがあります。これは正中線と呼ばれるもので妊娠線とは別です。

妊娠線と正中線は、見た目で区別することができます。

妊娠線はでき始めに赤紫色やピンク色をしていますが、正中線は茶色やこげ茶色の線として現れます。

正中線は、男女関係なくすべての人が生まれつき持っており、普段は皮膚と同じ色や非常に薄い色で目立ちません。

妊娠するとホルモンバランスの変化によって、もともとあった線が茶色く浮き出て目立つようになります。

妊娠線のように肌が強く引き伸ばされることで現れる線のような跡ではなく、肌に凹凸が生じることはありません。

産後しばらくするとホルモンの変化が落ち着き、自然に色は薄くなります。

妊娠線ができやすい人の特徴

妊娠線ができやすい人の特徴

妊娠線は誰にでもできる可能性があります。ただ、体質や体型の変化によって、特に注意が必要な人もいます。

妊娠線ができやすい人の特徴を見ていきましょう。

  • 急激に体重が増加した人
  • 乾燥肌や年齢による影響で皮膚の柔軟性が低い人
  • お腹が大きく張りやすい多胎妊娠・経産婦・痩せ型の人

急激に体重が増加した人

短期間で体重が急増すると、お腹の皮膚が引き伸ばされるスピードに肌の伸びが追いつかなくなり、妊娠線ができやすくなります。

特に注意したいのが、日々の習慣や環境が変わるタイミングです。

以下は、体重が急増しやすいタイミングの一例です。

  • 体が重くなって運動量が減る時期
  • 産休に入ったとき
  • 里帰りをしたとき

産休に入ったり里帰りをしたりすると、生活リズムが変わり体重が急増しやすくなります。

生活環境が変わる前から、意識的に保湿ケアを取り入れておきましょう。

乾燥肌や年齢による影響で皮膚の柔軟性が低い人

加齢とともに皮膚の柔軟性は低下していきます。

また、肌が乾燥した状態では皮膚が伸びにくく、体重が増加したときに裂けやすくなるため、妊娠線ができやすくなります。

さらに、アトピーなど、慢性的な乾燥状態が続く方も注意が必要です。肌のうるおいが不足しがちなため、妊娠線ができやすい傾向にあります。

日頃からしっかり保湿ケアを行い、肌にうるおいを与えておくことが大切です。

体調が落ち着いたタイミングで、早めに妊娠ボディケアを始めるようにしましょう。

お腹が大きく張りやすい多胎妊娠・経産婦・痩せ型の人

お腹が張りやすい状況では、皮膚への負担がより強くなります。

特に真皮は横方向への伸縮力が低いため、お腹が前に張り出すにつれて肌が横方向に引き伸ばされ、妊娠線ができやすくなるのです。

経産婦の方は、初産の方よりもお腹が膨らみやすい傾向があります。

皮下脂肪が増えることだけでなく、子宮の膨らみによっても皮膚は引き伸ばされるため、妊娠線には注意が必要です。

痩せ型の方や双子以上を妊娠している多胎妊娠の場合は、お腹が急激に膨らみやすく、皮膚の伸びが追いつかないため妊娠線ができやすいといわれています。

特に多胎妊娠は単胎妊娠よりもお腹が膨らむペースが速いため、早めにケアを始めることで肌を柔らかくし、できにくくする効果が期待できます。

妊娠線をケアする3つの方法

妊娠線をケアする3つの方法

妊娠線は一度できてしまうと完全には消えないため、できにくくするには早めにケアを始めることが大切です。

ここでは、妊娠初期から取り入れられるケア方法をご紹介します。

  • 急に体重が増えないように意識する
  • マッサージで皮膚の柔軟性を保つ
  • オイルや妊娠ボディケアクリームで保湿する

急に体重が増えないように意識する

妊娠線をケアするためには、急激な体重増加を避けることが大切です。

以下のような方法で、緩やかに体重が増えるよう意識していきましょう。

  • お散歩やマタニティヨガなど軽い運動を取り入れる
  • 食事のバランスを意識する

ただし、妊娠中は体調が不安定なこともあるため、無理は禁物です。

妊娠線をケアするために食事を過度に制限するのは避けましょう

食べつわりがある時期など、思うように体重管理ができないこともありますが、まずはお母さんと赤ちゃんの健康を第一に考えることが大切です。

体重増加が気になる場合は、自己判断せず産婦人科に相談しましょう。

マッサージで皮膚の柔軟性を保つ

マッサージには、血行を促進して肌を柔らかく整える効果があります。

妊娠線ができやすい場所を日頃からやさしくマッサージすることで、皮膚の柔軟性を保ちやすくなります。

お腹のマッサージは以下の手順で行いましょう。

  • お腹全体を手のひら全体で時計回り・反時計回りになでる
  • お腹の下(恥骨のすぐ上)からお腹の両脇に向かって、手のひら全体でなでる

ゴシゴシと擦ると皮膚への刺激になるため、手のひら全体で包み込むように優しくなでるのがポイントです。

お腹以外にも、胸や太もも、二の腕など妊娠線ができやすい部位も忘れずにケアしましょう。

オイルや妊娠ボディケアクリームで保湿する

妊娠線をできにくくするには、オイルやクリームを使った保湿が最も手軽で効果的な方法です。

一般的なボディクリームでも問題ありません。保湿力の高いものを選んだり、こまめにケアしたりすることで妊娠ボディケアになります。

とはいえ、両者には違いもあります。

妊娠ボディケアクリームと市販のボディクリームの主な違いは3つです。

  • 保湿力:保湿・エモリエント成分が多く配合されており、角質層のうるおいを保ちながら、肌をやわらかく保つ処方のものが多い
  • 肌へのやさしさ:妊娠中は肌が敏感になりやすいため、アルコール(エタノール)不使用など低刺激にこだわった製品が多い
  • 無香料・微香料:においに敏感な妊婦さんへの配慮から、無香料・微香料の製品が多い

また、妊娠ボディケアクリームには保湿成分に加え、肌をなめらかに整えるケア成分が配合されているものも多くあります。

違いを理解した上で、自分に合ったアイテムを選ぶようにしましょう。

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妊娠ボディケアクリームの正しい塗り方

妊娠ボディケアクリームの正しい塗り方

妊娠ボディケアは、毎日の習慣にして続けることが大切です。

塗るタイミングは朝晩2回を基本とし、肌が乾燥しやすい季節は回数を増やすなど、肌の状態を見ながら調整しましょう。

夜のケアは、水分を含んでクリームが肌になじみやすいお風呂上がりがおすすめです。

さらに、肌が温まって乾燥しやすいタイミングでもあるため、ケアすることで肌のうるおいを守ることができます。

塗る量は、保湿したい部位全体に均一に伸ばせる量を目安にしましょう。

量が少ないと保湿効果が十分に得られないだけでなく、摩擦による肌への負担にもつながります。

使用する製品の説明書も参考にしながら、適切な量を使うようにしてください。

妊娠線は消える?完全には消えないが目立たなくなる場合が多い

妊娠線は消える?完全には消えないが目立たなくなる場合が多い

妊娠線は、一度できるとすぐに消えるものではないといわれています。

急激な体型の変化によって肌が強く引き伸ばされて現れる線のような跡のため、完全に元通りの状態に戻すことは難しいとされています。

ただし、時間の経過とともに色が薄くなり、徐々に目立ちにくくなることがあります。

もし妊娠線が残ってしまった場合、産後半年ほどは自然に赤みが引くのを待ちながら保湿を続けましょう。

それでも跡が気になる場合は、断乳後に美容皮膚科で専門的なケアを相談するという選択肢もあります。

まずは今の肌を丁寧にいたわりながら、長期的な視点でケアを続けていきましょう。

妊娠線には早めの対策が大切

妊娠線には早めの対策が大切

妊娠線ができてしまうと、このまま消えないのかなと不安になる方も多いでしょう。

妊娠線は一度できると完全には消えませんが、妊娠初期から保湿を習慣にすることで、できにくい肌環境を整えることができます。

妊娠が分かったら、できるだけ早めに保湿を始めることが大切です。

もしすでに妊娠線ができてしまった場合でも、産後も保湿ケアを続けることで、肌がターンオーバーを繰り返すうちに徐々に目立たなくなっていく可能性があります。

とはいえ、妊娠中は体調が優先なので、無理のない範囲でケアを続けていきましょう。

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